爪タイプのハブの特徴|他のハブと比較してメリットとは

ミニベロカスタム

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一番よくある爪タイプのラチェットです。
ほとんどのミニベロやロードバイクのハブは
この方式と思います。

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他のハブとの一番の違いとは?

アメリカンクラシック程複雑ではないし、
スターラチェット程簡単な構造でもない…。

スタラチェットの様に丈夫さに特化している訳ではないし、
アメリカンクラシックの様に回転に特化している訳でもない…

爪タイプのハブの一番の特徴を一言で表すと

「普通」

という事ですね!

爪を使うラチェットの構造はどうなっているの?

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上の写真を見て下さいね。
丸をうったいる円周部分、ギザギザがありますよね。
このギザギザ部分を使って…

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上の丸を打っている爪の部分が引っかかる訳です。
上のノバテックは3本爪ですね。

メーカーやハブの種類によって爪の数は違います。

スターラチェットやアメリカンクラシックのハブの様に
特化している訳ではないので、基本はどこの物を使っても
いいのではないでしょうか?

ノッチ数の高いハブは高回転するのか?

ハブの回転性能は、回転性能=摩擦の小ささ
にほぼ正比例します。

ノッチ数が多いハブは(ギザギザの数が多いハブ)
1つあたりの爪の大きさとギザギザの深さを小さくする事が出来、
1つの爪あたりの摩擦は減ります。

ですが、爪タイプのラチェットの場合、ペダルを漕いだ時その力が
直接爪の負担になるので、小さい爪だと、力を受け止めきれず
爪の破損、又はギザギザ部分の変形に繋がります。

なので、ノッチ数が増え、爪が弱くなったものは
爪の数が増やします。
どのメーカーの物でもいいですが、ハブの構造を見ると、
ノッチ数の多いハブは例外なく爪の数が多いです。

つまり、ノッチ数の増加=爪の増加

になり、1個当たりの爪の抵抗は少なくなっても
爪自体の数が増えるので、摩擦はあまり変わらない、という事になります。

結局ペダリングする際にかかる負荷を受け止める最低限の強度というのが
あるので、ノッチ数を多くした所、結局同じだけの受け止める力が
いるので、結果同じ摩擦になるぐらいの爪の数に落ち着いてしまう訳です。

ノッチ数はペダルを踏み込むまでの遊びが少なくなるのでペダリングの効率化には
繋がりますが、その恩恵が受けれるのはペダルを止めた後の発進など、なので
長距離を走るツーリングではあまり意味はなかったりします。

つまり、どんな爪タイプのハブを買おうが、回転性能は大きく変わらないのではないか?と私は思っています。

それほど多くのハブを試したりしていないですから推測ですが。

爪タイプのハブのメリットとデメリットは?

メリットその1 コストパフォーマンスが高い!

中にはGOKISOなんてどえらい値段のハブはありますが
一番普及しているラチェット方式なので、安価な物もありますし
コストパフォーマンスが高い物が多いです。
やっぱりお金かからない方が嬉しいですものね。

メリットその2 選択肢が広い

非常に多くのハブで使われているので、好きな色、好きなメーカー等
選び放題です。特殊構造のハブはアメリカンクラシックしかないですし、
スターラチェットもほぼDTのハブに限られます。

その点爪のラチェットはそれ以外全て!のハブから選べるのです!
選べる楽しさがあるのは本当にいいですよね。

デメリットその1 とんがった特徴がない

ある意味メリットでもあるのですが、耐久性ならスターラチェット、
回転ならアメリカンクラシック、となりどっちつかず、という事も出来ます。
でも、逆に考えると、

「バランスが取れている」

という事です。
流石に最も普及しているハブだけあってこれといった欠点はないです。

こんな人にオススメ!

・コストパフォーマンス重視!

・特にハブに拘りがない方


にオススメ出来ますよ!


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