3種類の自転車用グリスの特徴と一覧表です

ミニベロカスタム

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グリスの粘度と耐久力の関係

一般の自転車に遣われているデュラグリスとテックグリス、ニューテックNC-100の
グリスの特徴を書いていきますね。

グリスの性能の差…それは粘度!

グリスで何故回転性能が上がるか?という事ですが
それは「粘度」がないグリス程、ベアリングやシールドベアリング
回転しやすくなり性能が上がるのです。

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粘度が低いと耐久性が落ちる

ところが、粘度が低いと、グリスが飛び散り易くなり、
耐久力が落ちます。回転と耐久力は両立しないのですね。

 

使う場所によって両立する所も!

ところが、ハブやベアリングの構造の違いにより
粘度が低くても耐久力に問題がない部分があります。
そんな部分に関してはグリスを替えるだけで
性能がアップし、耐久力も変わらないという事が
起こるのです。

 

3種類のグリスの性能一覧

「5段階評価」で「1が最低⇔5が最高」とします。


粘度 潤滑性能
NC-100 1 5
テックグリス 3 3
デュラグリス 5 1

 

NC-100の特徴

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NC-100が効果を発揮するハブの種類

◆通常のラチェットタイプのハブ
例)ノバテック等(ほとんどのシールドベアリングのハブ)

◆スターラチェットのハブ
例)DT等

特に通常のラチェットタイプのハブに入れると30秒以上
回転が変わりますよ。

arrow_orange[1]実際に1分28秒回転しているハブの動画はこちら

 

詳しい説明

非常に粘度が低いグリスです。粘度が低いながら、金属への付着は強く
非常に高い潤滑性能を持っています。
粘度は低いので、密閉機構でない構造の部分に使うと
遠心力でグリスが飛び散るので使えません。

シールドベアリングや 密閉式のハブに入れると最大の効果を発揮します。
逆にカップアンドコーンや開放式のハブに入れると飛び散るので
ほとんど効果を得る事が出来ないので使う場所を選ぶグリスです。

arrow_orange[1]NC-100についてさらに詳しくはこちら

 

テックグリスの特徴

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テックグリスが効果を発揮するハブの種類

◆アメリカンクラシックのハブ
アメリカンクラシックとは、もうこのグリスしかないのでは?
というくらい相性が良いです。

◆カップアンドコーンのハブ
カップアンドコーンのハブにも使う事が出来ます。
カップアンドコーンのハブを持っていなくて私自身は
使った事ないのですが、友人等の話によると
回転がよくなった、という事です。

arrow_orange[1]アメリカンクラシック✖テックグリスで2分を超える回転を見るなら

詳しい説明

テックグリスは万能グリスです。粘度が高い割に潤滑性能は高く、
ベアリング、ハブ、どこに入れても高い性能を出してくれます。
雨にも強く、グリスの耐久力もデュラエースグリスと比べても
高いです。

アメリカンクラシックという名前の特殊構造の高性能ハブが
あるのですが、このハブに使うなら、テックグリス1択といえる
ぐらい相性がいいです。

arrow_orange[1]テックグリスについてさらに詳しくはこちら

 

デュラエースグリス

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こちらも万能グリスで、どんなハブにも使えますが、ゴミの侵入等を
最優先して粘度が 非常に高いので回転が重たいです。
でも、粘度が高く、「飛び散らない」安心感は一番のグリスなので、
雨等の環境でよく乗るならデュラグリスを入れておけば
安心でしょう。3種類のグリスの中で一番安いですしね。

arrow_orange[1]デュラエースグリスを購入するならこちら

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