シールドベアリングは、ノーメンテナンスで大丈夫、と思っていますよね?
私もそう思っていました。
ところが、実際はメンテナンスが必要なんです!
どうしてシールドベアリングにメンテナンスが必要?
それは、実際にベアリングがどうなっているか気になって、
シールをめくって、グリスをいれかえると、
ベアリングと長距離使用しているベアリング
グリスが減っている!という事に気づいたんです。
1年ちょっと使っていたベアリング
岡本が1年ちょっとのっていたミニベロの前輪部分のベアリングです。
グリスがほとんど無くなっています。
グリスを補充
グリスを補充すると、上の写真の様になります。
元々、ノーメンテナンスという事がウリ、のシールドベアリングですが
こうして、自分でグリスを入れ直す事でベアリングの寿命が延びる、
と思うんです。
流石に実際にベアリングを壊す所までは検証していませんが…。
シールドベアリングのシールはどうやって外したらいいのか?
シールドベアリングってその名前の通り、ベアリングに「シール」
があり、そのままではシールが邪魔して、グリスを入れる事
が出来ません…。
シールドベアリングのシールは、ベアリングの内部に砂等が侵入しない
為についているので、ベアリングに張り付くようにして密着しています。
普通のマイナスドライバー等を使うと、シールのベアリングの玉を
傷つけますし、シールもボロボロになってしまうので、シールをキレイに取る
専用工具をつくっちゃいました!詳しくは下の記事を見て下さいね。
シールドベアリングのシールをキレイに外す工具の紹介と方法はこちらから
ハブからベアリングを外す方法とは?
ハブについたまま、ボールベアリングの洗浄、グリスの塗っても
十分に効果は出ますが、ハブからベアリングを外して洗浄し、グリスを
塗りなおした方が、より作業もやりやすく、ベアリングもキレイに
洗浄出来ますよね。
専用の工具も買わないといけないですし、最初は大変ですが、
「ベアリングを外してきっちり作業したい!」
と思うなら工具を買うのもアリですよ。
アメリカンクラシックのハブを例に挙げています。
シールドベアリングのグリスアップの目安とは
走行距離によっておおいに変わってきますが、シールドベアリングのグリスは
そうそう減るものではないので、
1000キロもしくは1年に1回ぐらいが最適と思われます。
ベアリングにグリスを入れ替える方法とは
シールドベアリングにグリスを入れる際、古いグリスの洗浄し、新しいグリスを
入れないといけません。どの様に洗浄したらいいか、どれくらいグリスを入れたらいいかは、下記の『ベアリングのグリスの入れ替え法5つのコツ』
をクリックして下さいね。
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ベアリングのグリスの入れ替え法5つのコツはこちらへ
ベアリングにグリスを入れる際の注意点 です
注意点その1 機械音が大きくなるとグリス交換
グリス切れ直前がハブにしろ、BBにしろ、一番よく回転します。 ハブの場合、「ギューン」というような機械音が強くなってきたら グリスアップした方が
よいです。
注意点その2 グリス塗布直後は回転性能が落ちます
グリス注入直後は回転性能がかなり落ちます。
グリスがなじむまでの100キロ~200キロは 我慢しましょう。
100~200キロ走れば、グリスが馴染んでよく回る様になります。
この事は新品のBBやハブを買った時にも言えるので、 新しいハブ
などに替えた際も、「回らない!」と嘆く前に 100キロくらい
走ってあげましょう。
どのようなグリスを入れたらいいの?
もう、自分のお気に入りのベアリンググリスがあるなら、 それを
入れたらOKですが、 どんなグリスを入れたらいいか分からない
との事なら 『ニューテックNC-100 ハイパーグリス』がオススメです。
何故、NC-100のグリスなのか?
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ニューテックのグリス、NC-100は粘度が低く、
グリスに使われているオイルの質もいい為、このグリスを
入れると、よく回転します。
粘度が低い為、カップアンドコーンではグリスが
飛び散ってしまうのですが、シールで密閉されている
シールドベアリングなら、飛び散る事が無いので 、
粘度の低いグリスを入れるとより回転する訳です。
だから、NC-100のグリスがいいんですね。
NC-100についてもっと詳しく知りたい、なら下記の
リンク先の記事で説明しています。
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ニューテックハイパーグリス NC-100について詳しくはこちらへ
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