キャリーミーBBカスタム|BBとクランク交換作業手順を29枚の画像を使って紹介

キャリーミーの走行性能をちょっぴりアップさせる
BB交換の手順です。これを読めばキャリーミーのBB交換の
手順が全部分かりますよ。

キャリーミーのBB交換のメリットについてはこちらへ

キャリーミーのBB交換に必要な工具一覧はこちらへ

 

10mmの六角レンチでクランクの蓋を外す

キャリーミーのクランクには蓋があるので、10mmの六角レンチを
使用して、蓋を取りましょう。

10mmの六角レンチはアマゾンで購入出来ます

 

クランクは専用工具を使って外す

キャリーミーのクランクを外すには専用工具が必要です。
まずは専用工具を上の画像の様に入れます。

 

丸で囲んだ部分にネジがきってあるので、この部分を回すと、
工具がクランクの中に入っていきます。 止まるまでしっかり回していきましょう。

しっかりクランクの中に工具を入れたら、16㎜のスパナで
工具を回転させていくとクランクが抜けますよ。

同じ要領で反対側のクランクも外していきましょう。

TL-FC10はAmazonから購入出来ます

16mmのスパナはAmazonから購入出来ます

 

BBは専用工具を使い外す

BBは『バイクハンド YC-26BB-2 』 という専用工具を使って外しますよ。

 

BBは左右で回転方向が違うので注意！

右側のBBを外す方向は、指の指す方向です。

左側のBBを外す方向 は、指の指す方向です。

BBを外す為に回す方向が左右で逆になるので気を付けて作業
してくださいね。上の画像を参考に回転方向を間違えないように
しましょう。

YC-26BB-2はAmazonで購入出来ます

 

BBが外れるとこんな感じ

これで晴れてキャリーミーのBBが外れました。

TOKENのBBをはめる

キャリーミーはシマノのホーロテック2系のBBなら
装着可能です。

今回は安くて性能のたかいTOKENのBBを使用しました。

TOKENのBBについて詳しくはこちらへ

 

BBにはR（右）とL（左）があるので注意！

BBには締め付ける際の方向とトルクが書いています。

『R』と書いている方は前輪方向からみて右側

『L』と書いている方は前輪方向からみて左側

に装着して、指示された回転方向とトルクで締め付けて装着
させるといいですよ。

締付トルクが分からない場合は『トルクレンチ』がオススメ

締付トルクがどのくらいか、力加減が分からない場合は、
『トルクレンチ』の使用がオススメです。

きつく締めすぎると、ネジが潰れて自転車のフレームごとダメになったり
ゆるすぎると、今度は走行中に外れて事故の原因になるから、です。


値段も3000円程（トルクレンチのみの値段）で無茶苦茶高い訳でないので
安心ですよ。

トルクレンチを使ったBBの取り付け方はこちらから

 

締付けトルクの感覚を知っているならこちらの工具がオススメ

ある程度、締付トルクの感覚が分かっているなら、
こちらのBB用工具がオススメです。

トルクレンチと比べ、軽くて小さいですし、
作業自体もずっとやりやすいです。
Amazonの評価も平均星5つ、と高いですよ。

 

BBT-9はAmazonで購入出来ます

 

取り付けるクランクセットを分解する

 
今回取り付けるクランクはシマノの『SORA』を使用しました。

キャリーミーのスプロケットが5アームのコンパクトクランク
仕様なので、必ず『5アーム』で『コンパクトクランク』
のクランクを選びましょう。

SORAのクランクはスプロケットとセットでしか販売されていないので、

クランクセットからクランクだけを外して、キャリーミーのスプロケット
に移す必要があります。

 

クランクセットからクランクを外すのに専用の工具が必要です

クランクセットからクランクを外す際に、スプロケットとクランクを
とめているネジがあるのですが、これは専用の工具、ペグスパナが無いと
緩めたり、締めたりする事ができません。

上の画像の赤丸で囲った部分がペグスパナとなります。

ペグスパナをしっかり当ててネジを緩めます

上の画像の様に片方に六角レンチ、もう片方にペグスパナを当てて
ネジを緩めます。最初、シマノクランクは緩め止めのボンドが
ついている様で、非常に固いです。

力を入れると緩みますので頑張って下さいね。

TL-FC21 ペグスパナはAmazonから購入出来ます

 

キャリーミーのクランクからペダルを外す

ペダルを外すには15mmのレンチが必要です。
もし持っていないのでしたら、先に用意して
おきましょう。

15mmのスパナはAmazonから購入出来ます

 

ペダルのネジを緩める方向を確認して緩める

スプロケット側

 

クランク側

数年間も手入れしないで乗っていると、ペダル部分の
ネジもかなり固くなっています。

なのでちょっと力を入れたくらいでは
ペダルのネジは緩みません。

で、固いからどっちが緩む方向かわからずに
締める方向に思いっきり締め込んだら…
悲惨な事になりますよね。

私自身どっちが緩むかわからなくなり、軽くパニクったので
上の画像を見て、緩む方向を確認して行って下さいね。

【上の画像がクランクの付いている側】

【下の画像がクランクの付いていない側】

となります。
指と矢印の方向が緩む方向となっています。

新しいクランクにペダルを取り付ける

キャリーミーからペダルを外したら、次は
新しいクランクにペダルを付けます。

 

ネジ部分にグリスを塗っておく

ペダルの時に限った話ではないですが、
取り付ける前にネジ部分にグリスを塗っておきましょう。
そうする事でネジがサビたり、固くなったりする事を
予防出来ますよ。

 

六角レンチでペダルを取り付ける

はずした時と逆の要領で新しいクランクに
ペダルを付けていきます。

 

筒の部分もグリスを塗っておくとより良いです

クランクの筒の部分にもグリスを塗っておくと、
スムーズに抜き差し出来るので、忘れずに塗っておくといいですよ。

 

チェーンカバーは装着不可

上の画像の様に、外側にチェーンカバー、内側に
スプロケットを装着したらいいじゃない！

と思うかも知れませんが
チェーンリングをインナーギアに入れると、
なんとキャリーミーのフレームにスプロケットが当たり、
クランクが回転しません…。

 

クランク側のスプロケットは必ず外側に取付

なので、必ずクランク側のスプロケットは外側に取付を
行う様にしましょう。

 

キャリーミーのBBカスタム、完成！

これでキャリーミーのBB交換は終了です。

シルバーからブラックになってちょっとカッコよくになりましたね。
長文読んで下さり、ありがとうございます。お疲れ様でした。

 

BB交換のメリットと必要な工具交換について詳しくは別記事にて

キャリーミーのBB交換のメリットについてはこちらへ

キャリーミーのBB交換に必要な工具一覧はこちらへ