デュラエース7900BBの分解・カスタム13の手順全て公開!驚きの軽い回転に!

ミニベロカスタム

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シマノのデュラエースの7900番のBB(ボトムブラケット)のカスタムです。

デュラエースのBBはゴミなどが入らない様に、キャップとシールの2重で
保護されています。シールの一部にでっぱりがあり、ベアリングに
しっかり当たっている事と、固めのグリスが入っている事で
回転性能が低いのです。

なので、シールのでっぱりを取りベアリングを負荷を減らし、
固めのグリスを高性能グリスに入れ替える事により、
ノーマルの時と比べ、回転抵抗が小さく よく回転するハブにする
事が出来ます。

※BBは分解すると部品の保証対象外となるので自己責任でカスタムをするよう
お願いします。

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デュラエース7900番BBカスタム方法

必要な工具

デュラエース7900番BBは、密閉構造となっており、普通マイナスドライバーでは
間に入りません。又、入れても先が尖っている為、中のシールやベアリングを
痛める恐れがあるので、ベアリングのシール・BBシールを剥がす専用の工具
シールめくりんちょの使用をお勧めします。

arrow_orange[1]シールめくりんちょの詳細はこちらへ


※ デュラエース7900番のBBを分解・カスタムするためには2本必要になります。

BBのシールの外し方

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BBをミニベロから外したら、まずは最上部のシール部分を外します。
最上部のシールを外す為には、2箇所のロック部分を外す必要があり、
その為に2本のシールめくりんちょが必要になります。

シールのロック機構その1

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シールの構造は上の写真の様に、丸で囲んだ部分にでっぱりがあり、
丸の部分を引っ掛ける事によって、シールをBBを固定させています。
この部分にシールめくりんちょの先端を入れる事により、
引っ掛けている部分を外す事が出来ます。

シールのロック機構その2

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シールのロックその1を外しても、シールはBB内の小さい隙間に
はめこまれており、手で抜いたりする事は出来ないです。
その為、工具を使い、引っ掛けて抜く必要があります。

シールの中丸で囲った部分の凹んだ部分にシールめくりんちょの先が
入っているのが分かるでしょうか。
この凹んだ部分にシールめくりんちょの先端を入れて持ち上げる
事でBBのシールをスムーズに取る事が出来ます。

シールめくりんちょの先を中に入れて、スライドさせていくと、
少し奥に入るので、そこにシールめくりんちょを固定させましょう。

実際のシールの外し方

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実際はBBの本体があるのですが、あるとどの様にシールめくりんちょが
入るか、分からないので、シールだけの状態にしています。

シールめくりんちょの1本を凹みにあてて、もう一本のシールめくりんちょは
BBとシールの隙間に入れます。隙間に入れるシールめくりんちょは、
でっぱり部分を押し上げるだけでいいので、数ミリ入れば十分です。

実際に使用するとこうなります

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上の写真がBBが付いた状態での実際の使用状況です。


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上の写真の様に、少し隙間が出来るので、あとはさらに深く
シールめくりんちょを入れてBBのシールを持ち上げると
外れます。

外れた写真です

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上に写真の様に外す事が出来ます。

2枚目のシールの外し方です

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1枚目のシールと比べると2枚目のシールは簡単に外れます。
シールめくりんちょでシールの端をひっかけると
簡単に外す事が出来ます。

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上の状態が外した状態です。

2枚目のシールのカスタム方法

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2枚目のシールのでっぱり部分を切ると、ベアリングの押さえが
無くなり、回転が軽くなります。カッターナイフでは
上手く切る事が難しいので、カミソリの刃を使う事を
お勧めします。上の写真の角度で切ると上手く切れますよ。

注意点!

シールのでっぱりをなくすとその分防塵・防水性能が落ちます!
その点を理解した上でカスタムして下さい。

グリスの洗浄方法

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元から付いているグリスを洗浄します。洗浄力の強い

モチュールチェーンクリーンがお勧めです。

吹き付けてしばらく時間をおきましょう

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吹き付けて少しだけ漬けるとグリスが分離して
取れやすくなります。
グリスが洗浄出来たら、しっかり拭きとって乾燥
させましょう。

新しいグリス塗布

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しっかり洗浄・乾燥した後にグリスを塗り直します。
好みのグリスを入れたらいいのですが、せっかく分解して
グリスを入れ直すのですから、元から入っているデュラグリスより
粘度の低い物をいれるといいですよ。

要注意!

粘度の低いグリスを入れる場合、粘度が低すぎる物を入れると、BBから
はみだして漏れます。(実験済み)
ご自分で色々試すのが面倒、との事なら
テックグリスを入れるのがお勧めです。
(テックグリスは漏れません、こちらも実験済み)

arrow_orange[1]テックグリスを検討するならこちらへ

グリスはたっぷり塗っても大丈夫!

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BBを分解するのは面倒な事もありますので、たっぷりグリスを入れましょう。
上の写真ぐらいいれても大丈夫です。

組み立てて、カスタム完了!

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グリスを入れ終わったら、シールを入れ直してカスタム完了!です。
軽い回転を体験して下さいね。

「Amazon」で販売しています

今回のカスタムに使用した物はAmazonからご購入いただけます。

私どもはAmazonマーケットプレイスに「denden」というショップ名で
出店いたしております。

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