ディスクホイールをはめると、ホイールのスポークの空気抵抗が
減り、巡航スピードがアップするらしい…。
との事で、早速ディスクホイールを
装着して検証しました。
451のディープリムなら装着可能
451タイヤのディスクホイールはなかなか探しても無く、
今回はドッペルギャンガーのディスクホイール
を使用しました。
私の使っている「H PLUS SON」のデイープリムが42ｍｍで
装着できたので、42㎜以上の高さのあるでディープリム
もしくは406ホイールなら装着可能です。
では、実際にディスクホイールを装着して走行した結果を
書いていきますね。
ディスクホイールを装着した際のメリット
40キロ以上スピードを出すところがりが良くなった
巡航スピードが35キロを過ぎるあたりから、おお、転がるなあ、
と実感が持て始め、40キロ前後になると、明らかにディスクホイール
を装着していた方がペダリングが楽になり、よく転がります。
下り坂での安定感が飛躍的にアップした
下り坂で高速（時速30～60キロ）で下ると、
ディスクホイールを装着していない時と比べて明らかに
安定します。今まで怖くてあまり倒せなかった車体が
しっかり倒しこめる様になる程です。
ダウンヒルでは効果大！ですね。
しかし、これだけの恩恵を受けるディスクホイールですが、
同じくらいデメリットもあるのです。
ディスクホイールを装着した際のデメリット
漕ぎだしが重くなった
ドッペルギャンガーのディスクホイールは薄いプラスチックの板で
それほど重い訳ではありませんが、ペダルを踏んだ瞬間すぐに分かる
くらい、漕ぎだしが重くなりました。
ストップ&ゴーが続く所では使いたくないです。
時速30キロまでは逆に転がりが悪くなった
何故かは理由は分かりませんが、ホイールの空転時間が
ディスクホイールなし 約110秒
ディスクホイールあり 約70秒
と転がらなくなりました。空転だけでなく、実走でも
時速30キロ前後までは明らかにペダルが重たいです。
高速巡航のロングツーリング・ダウンヒルならあり
メリット・デメリットともにあるディスクホイールですが
要約すると、
「時速40キロを超えない限りただのお荷物の部品」
という事です。
私も含め、大半のミニベロ乗りは巡航速度40キロは超えないと
思います。ダウンヒルでは確かにより快適に安全にスピードを
出す事が出来ますが、レースでもない限り、
ゆっくり下ればいいだけです。
さらにストップ&ゴーが苦手になるので街乗り等にも適しません。
なので、レース志向の方で平地での巡航速度が35～45キロ前後
もしくはダウンヒルのレースでタイムを縮めたい、等の理由が
無い限り、不要でしょう。
私も、現在はディスクホイール外しています。
それでも、ディスクホイールを入れてみたい！
との事なら、注意点や気になる点を書いておきますね。
ディスクホイールを装着すると空気入れが面倒になります
私はドッペルギャンガーのディスクホイールしか使った事しか
ないので、断定できないのですが、ディスクホイールを使うと
バルブがディスクホイールに隠れる事がほとんどと思います。
なので、空気を入れる度にディスクホイールを外す必要があり、
かなり面倒です。その点は覚悟しましょう。
前輪にはディスクホイールは装着しないで！
前輪にもディスクホイールを装着したら、もっと空気抵抗が減って
速くなるのでは？と思った方もいる事でしょう。
そして、思っている通り、より高い効果を得る事が出来ると思います。
ですが、前輪にディスクホイールを装着すると、
横風に非常に弱くなるのです。
その理由は、ホイール全面に板をかぶせるんですから、
お分かりですよね。
ハンドリングに直結する前輪にディスクホイールを入れるのは
非常に危険なので、やめておきましょう。
ドッペルギャンガーのディスクホイールは装着は簡単
ドッペルギャンガーのディスクホイールはプラスチックのネジで
ディスクホイールを止めるだけなので、とっても簡単です。
目安ですが、20分程で取り付ける事が出来ますよ。
より高い効果を望むなら自転車ショップで相談を
ドッペルギャンガー用、という事から分かるように、簡易的な
ディスクホイールです。値段も安いですし、値段の事を考えたら
十分いい出来とは思いますが、精度も高くありません。
なので、しっかりとしたディスクホイールを装着したいなら、
専門店等で相談するといいでしょう。
試してみるのもいいと思いますよ
でも、一度ディスクホイールを体験してみたい、のなら
買ってみてもいいのではないでしょうか。
値段も4000円程ですしね。
