タイレルFX(Tyrell FX)とはどんなミニベロ?
折り畳み出来る406タイヤを装着したミニベロです。    
タイレルの折り畳み自転車は人気で、巷では     
「ミニベロ最速の折り畳み」等の評価もあります。     
    
あと、タイレルFXの上のグレードFSXもあります。     
そちらも試乗したのでその比較もしながら試乗した     
感想・インプレを書いていきますね。
タイレルFX(Tyrell FX)に実際に試乗してみてのインプレッション
タイレルFXに実際に試乗した際の印象
まず乗って思った事は、「そこそこ走る折り畳み自転車」との印象でした。    
ペダルを踏み込んで、気持ちよく加速するか?というとそうでも     
ないですが、「力が逃げている」という感じでもなく、     
可もなく不可もなく、という感じです。     
    
車重は8.9キロ、折り畳みミニべロとしては最軽量の部類に入りますが、     
漕いでいて、車重が軽い事はあまり実感できなかったです。     
試乗した所が、平地という事もありますが。     
    
ロングホイールベースによる安定性は?というと思っているよりは     
体感できなくて、まあまあ安定しているなあ、といった印象でした。     
    
全体の印象としては、上手くまとまっている折り畳みミニベロ、ですね。     
私としてはちょっと個性があった方が面白い、と思うので、     
物足りない、と感じました。
他の折り畳みミニベロとの比較
ブロンプトンやKHS等の街乗り用の折り畳みミニベロよりは    
キビキビと走ってくれます。     
    
ですが、BD-1やポケットロケット、MR-4Rと本格的な     
スポーツ性能の折り畳みミニベロと比べると、乗り心地、     
走行性能とも1歩劣ります。
他のミニベロとの比較
他の折り畳みではないスポーツミニベロと比べるとどうなのか?    
というと、折り畳みでないミニベロの性能がもう一つ性能が     
上がる分、その性能差がより広がります。     
    
スポーツミニベロ全体で比較すると、「普通よりやや下」の     
走行性能という印象です。
他のタイレルとの比較
同じ折り畳みで比較してみる
同じ折り畳みミニベロの上級機種、タイレルFSXも同じ日に    
試乗しましたが、私にはFXとほとんど変わらない、という     
印象でした。     
    
値段がFXとFSXでは10万円以上違うので、FXとFSXどちらを買う?     
と質問された場合、私だったらFXを買うでしょう。
折り畳みでないタイレルとの差は?
タイレルの折り畳みではないフレームは、クロモリのCX、    
アルミ+カーボンのCSI、チタンのTK1、TKZがあり、     
そのどれもが、タイレルの折り畳みフレームより乗り心地、     
スピードの乗り、共に1段も2段も上の性能です。     
    
もし、折りたたまないのなら、断然折りたたまないタイレルの     
購入がお勧めです。    
    
値段がどれも高いですが、特にCSI、PK1、PKZは     
それぞれ個性のあるフレームですよ。     
最低30万円前後から、となるのが欠点ですが…。
まとめ
タイレルFXはそこそこ走る、でもミニベロ最速!と思っていたなら    
がっかりするから注意!という事です。     
    
ミニベロに限らず、スポーツ自転車を購入する前は     
試乗してから買うのが一番ですが、試乗出来ない場合や     
事情もあるのも事実なので、そんな時の一助になれば     
幸いです。
