ミニベロ タイレルイヴに実際に試乗した際のインプレッション

20インチ未満自転車インプレ

タイレルイヴインプレ 

タイレルイヴ(Tyrell IVE)とはどんなミニベロ?

2015年8月2日より予約販売される、タイレルの最新モデルの
折り畳みミニベロです。 何故発売前なのに試乗出来たのか?というと

試乗会の時に試作(といってもほぼ完成品)があり、それに乗ったから、
なんですね。

18インチの折り畳みミニベロで、非常に簡単に折り畳み出来、コンパクトに
なるのが特徴です。車重も11キロ、と 折り畳みミニベロという事を考えれば、
そこそこ軽く仕上がっています。

今まで「スポーツミニベロ」を標榜していた
タイレルが意外?な折り畳みミニベロを出してきた、
というのが私の感想です。

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タイレルイヴ(Tyrell IVE)に実際に試乗してみてのインプレッション

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タイレルイヴに実際に試乗した際の印象

18インチの普通の太さタイヤ、クロモリのフレームな事もあり、
乗り心地は良いです。

そして、走行性能も普通のチャリンコです。
特段早くも遅くもありません。乗っている感じは
ちょっとだけ走るギア付きのママチャリ、ですね。

スポーツミニベロと比べると明らかに見劣りする
走行性能ですが、元々の思想が、手軽に輪行して短い距離を
走ろう、という所にあるのが、タイレルイヴなので、
走行性能が低いのは「当たり前」だったりします。

 

他の折り畳みミニベロとの比較

タイレルイヴは、手軽に輪行してショートツーリングや
街乗りを楽しもう!というコンセプトのミニベロです。

折り畳みスポーツミニベロのMR-4Rやポケットロケット等と
比べて、走行性能が劣っている…というのは間違っています。
そもそも想定されるコンセプトが違うのですから。

なので、比較するべきミニベロは…

・ブロンプトン
・キャリーミー
・5liks

といった、手軽に輪行を前提として作られたミニベロ達ですね。
これらのミニベロとタイレルイヴを比べて見ると
タイレルイヴっていいんじゃない?と思いました。

 

他の折り畳みミニベロと比べてタイレルイヴが良いと思う理由

ブロンプトンと較べてみた

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ブロンプトンは、折り畳みミニベロとしての一つの終点でもあり、
歴史があるだけに、「カッコイイ」です。

ですが、最大で6段ギアしかないのが玉に傷です。
タイヤもタイレルイヴの方が18インチなので、
若干走ると思います。

どちらも試乗した感じではあまり変わらない、ですが。
走行性能・折り畳み性能的には似たようなものと思います。
折り畳みに関してはしっかり触った訳でないので推測、ですが…。

どちらも正方形に折りたたまれる形で、走行性能も大差ないので
デザインの好みで決めていいと思います。

arrow_orange[1]ブロンプトン試乗インプレはこちらへ

 

キャリーミーと較べてみた

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輪行性能はキャリーミーの圧勝ですが、
キャリミーはなにせ8インチ…数キロならともかく、
キャリーミーで10キロ以上のツーリングはしたくないです…。

なので、10~30キロの輪行+ショートツーリングでは
タイレルイヴの方がいいですね。

同じ輪行用のミニベロですが、キャリーミーはさらに「すぐに輪行出来る」
に特化したミニベロなので、同じ様でいて、使用用途が
微妙に違ったりします。通勤等で毎日短距離を使うならキャリーミー
でしょう。

arrow_orange[1]キャリーミーのインプレはこちらへ

 

5links2と較べてみた

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5inks2は、見た目によらず走行性能は高いです。 私の試乗した実感では、
タイレルイヴより走ります。 ギアも9段変速あり、タイレルイヴに負けていません。
車重も10キロ切っていますし。

縦長の折り畳み姿勢は実際に輪行すれば分かりますが、正方形よりずっと
扱いやすいです。 ですが、5links は独特のハンドルの折り畳み機構からか、
ハンドルを切って曲がる時に独特のクセがあるんですよね。

対してタイレルイブは、素直なハンドリングです。
ハンドリングの好みによってどちらがいいか決まりそうですね。

arrow_orange[1]5links2の試乗インプレはこちらへ

 

気になるタイレルイヴの価格は?

価格は約15万円です。他の同じ様な折り畳みミニベロと較べても
割高ではありません。これはちょっぴり割高なミニベロを作っている
タイレルという事を考えれば、驚きの値段です。

 

カスタムしやすいタイレルイヴ

ブロンプトンは内装ギアで、他の折り畳みミニベロも独特の機構を
持っていたりして、実質ほとんどカスタム不可能です。
ですが、タイレルイヴはついているコンポがミニベロロード
と同じ、シマノSORAのコンポが標準装備されているんですね。

SORAが入る、という事は、他のグレードのSIMANOパーツが全部
使えちゃう、という事です。 基本がロードバイクのコンポーネント
なので、他のロード系部品も大半が使えるはずです。
これはカスタム好きには嬉しい限り、です。

 

まとめ

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タイレルイヴは「普通の折り畳みミニベロ」です。
特段走る訳でもなければ、驚きの仕掛けもありません。

ですが、今までありそうでなかった
「普通の折り畳みミニベロ」なんです。

今までこのジャンルはブロンプトンの独壇場でした。
ですが、そんなブロンプトンと較べても、
タイレルイヴ、はいいんじゃないですか?

個人的には、ブロンプトンのちょっとビンテージっぽい
雰囲気が好きでなかったのですが、タイレルイブのいい意味で個性の少ない、
すっきりしたスポーツミニベロの様なデザインは大好きです。

値段はやたら値段の高いタイレルにしては(失礼) 15万円くらいに
抑えており、他の同クラスのミニベロと比べても割高感もないので、
このデザインが気に入ったなら、 買っても後悔しないと思いますよ。

正直、試乗した直後の感想は、つまんない折り畳みミニベロ、
と思っていたのですが、最近気軽に輪行したくなって小さく簡単に
折り畳み出来るミニベロ欲しいな、と思って他のミニベロと比べると、

タイレルイブ、 いいじゃないですか…
タイレルの中で一番いいミニベロかも、ですよ。

 

出来たら試乗してから購入しましょう

ミニベロに限らず、スポーツ自転車を購入する前は 
試乗してから買うのが一番ですが、試乗出来ない場合や 
事情もあるのも事実なので、そんな時の一助になれば 
幸いです。

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