輪行袋の中でもかなり普及しているコクーンですが、
輪行する際、JRの輪行の規定、3辺合計250センチ以内に
引っかかるのでは?との話もよく聞かれます。
輪行のJR規定について詳しくはこちら
じゃあ、コクーンの輪行袋って輪行に使えないの?と心配に
なりますよね。なので、実際にコクーンの輪行袋にミニベロを
入れて寸法を測ってみました!
今回使用したのは「29er コクーン」というタイプです。
コクーンの中でも最も大きい29er コクーンを使って検証します。
この輪行袋で大丈夫なら他のコクーンでも大丈夫!という事だからです。
こちらのコクーンの寸法がカタログ値では、170センチ×98センチとなり、
合計寸法が268センチとなります。
確かにこの寸法ギリギリで入る自転車になると、
合計寸法250センチ以内というJRの規定に引っかかりますね…。
実際にコクーンの輪行袋の寸法を測ってみました!
カタログ値とは大きさが違うかも?と思った為、実際に買った
輪行袋で寸法を測ってみます。
結果、約157センチでした。なんか13センチも違う…
正確には測りきれていないとはいえ、カタログよりかなり小さめ…
物によってバラツキがかなりあるかも知れませんが…。
次は横幅を測ってみます。
結果、約97センチでした。こちらはほぼ、カタログの数値通りです。
結果、実測では、157センチ×97センチ=254センチ
となり、パンパンに自転車を突っ込んだらやっぱりJRの規定に引っかかります…。
実際にミニベロを入れて3辺の合計を測ってみました!
いよいよここからが本番です。
大事なのは、袋のサイズでなくて、実際に自転車を輪行袋に入れて
3辺の合計がどうなるか?ですよね。
まずは長さから測ります
上の写真が29er コクーン にミニベロを入れた状態です。
まずは長さから測ってみます。
長さは約126センチです。
次は高さを測ります
次は高さを測ります。
高さは約77センチとなりました。
最後に幅を測定します
最後に幅を測ります。
幅は約37センチとなりました。
3辺の合計は何センチ?
長さ126センチ+高さ77センチ+幅37センチ=240センチ
3辺合計で、約240センチとなりました。
写真と見比べてもらえば分かると思うのですが、
実測より1~2センチは多めに数値を出しています。
それでも、3辺合計240センチなので、十分JRの規定、
3辺250センチ以内をクリアーしています。
コクーンは前輪のホイールしか外さないから他の輪行袋より大きい?
コクーンは他の輪行袋とタイプが違います。
他の輪行袋は前輪と後輪、どちらのホイールも外して輪行袋に入れるのですが、
コクーンだけは別で、前輪のみ外すタイプなのです。
当然、両方のホイールを外すタイプより大きくなり、JRの規定を超える?
と誤解されている事がありますが実測の結果を見ても、ちゃんと
3辺250センチ以下に収まっているので、安心して下さいね。
そして、実は、ロードバイクよりタイヤの小さいミニベロの場合、
両方のホイールを外す輪行袋でも、片方のホイールしか外さない
コクーンでも、輪行袋に入れた大きさはほとんど変わりません。
コクーンと他の輪行袋の大きさを実際に比べた結果はこちらへ
大きさがほとんど変わらないのに、コクーンだけ3辺合計の
長さがJRの規定を超える訳ない、という事ですね。
輪行袋は大きめの物を選ぼう!
29er コクーンは、輪行袋の大きさだけでいえば、
3辺250センチを超えているのですが、
輪行袋の大きさ=折りたたんだ自転車の大きさ
では無い!という事です。
輪行袋が自転車と同じくらいの大きさだと、自転車を輪行袋に
出し入れする際、非常に苦労します。
輪行袋の大きさに余裕が無いから当たり前、ですよね。
輪行袋が自転車より大きくても、輪行袋はスーツケース等と違い、
「ただの袋」です。
輪行袋は柔らかい為、余った分は、自転車に沿う様に曲がったり折れたりするので、
輪行袋が大きくても、輪行袋の大きさになるのではなく、折りたたんだ自転車の
大きさとなります。
折りたたんだ自転車の3辺が250センチ以内なら輪行袋の大きさは関係ない!
という事ですね。
輪行袋は大きければ大きい程、自転車を入れやすいので、
大きめの輪行袋を購入する事をオススメしますよ。
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輪行袋コクーンの使い方について詳しくはこちらへ
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