ニューワールドツーリスト New World Tourist の試乗インプレッション

20インチ(451・406)自転車インプレ

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ニューワールドツーリストってどんな自転車?

バイクフライデーから発売されている、折り畳みミニベロです。
アメリカの小さい工場で作られており、フレームの長さなど、
セミオーダー出来るのも特徴です。

最近までは知る人ぞ知る折り畳みミニベロでしたが、
最近自転車雑誌にも取り上げられる事も多くなり、
注目を浴びてきています。

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ニューワールドツーリストに実際に試乗してみてのインプレッション

折り畳みとは思えない強いフレーム

折り畳みのミニベロは大抵、ダンシング等をするとフレームがきしみます。
場合によっては接合部のネジが緩んだりも…。
ところが、ニューワールドツーリストは、思いっきり踏み込んでも
フレームが変な変形をするような事もなく、漕ぐ事が出来ます。

バネの様なしなやかなフレーム

ニューワールドツーリストはクロモリフレームです。
クロモリらしく、嫌な振動をしっかり吸収してくれます。

クランクから後ろの後部のフレーム部分が恐ろしくしなります。
ニューワールドツーリストには、サスペンションなんてついていない
のですが、まるでサスペンションでも付いているの?
と思う程にしなります。乗り心地は最高です。

クロモリらしいしなりを見せてくれますが、舗装路を走るには
少し柔らかすぎる印象です。私は踏みこんでペダリングするタイプ
なのですが、踏み込むと露骨にパワーが逃げるので、回すペダリング
の人向けのフレームです。

あと、こんなにしなやかな理由は、ニューワールドツーリストは
「どんな道でも走破する」というコンセプトで作られているので、
オフロードにも対応する為にこの様なフレームになっていると
思われます。

素晴らしい折りたたみ機構

スポーツタイプのミニベロは、折り畳み性能は
犠牲になりがち、なのですが、ニューワールドツーリストは
そんな事はありません。

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折り畳みミニベロの中でもかなりコンパクトになる部類です。
また、慣れると折り畳んで輪行袋に入れるまでに3分程…。
非常に高い折り畳み性能を持っています。

どんなシュチュエーションで使えるのか?

ニューワールドツーリストが一番得意とするのは時速20キロ前後
のポタリングの速度域です。さらに、しなやかなフレームの力で
段差や舗装の悪い道でもスイスイ進む事が出来ます。

そして、高い折り畳み性能…
そう、ニューワールドツーリストは遠くの町のポタリングに
ぴったりなんですね。遠くの町まで、折りたたんで電車に乗って
移動、そして町ではポタリング…しんどくなったらまた折り畳んで
帰ったらいいのです。

また、泊まりなどの超ロングツーリングにもいいです。
やわらかいフレームですが、やわらかい=弱い
ではありません。非常に丈夫なフレームなので、
荷物をたくさん持ってのランドナースタイルもこなします。

まとめ:割高な折り畳みミニベロだが…

セミオーダー制でフレームを頼んで、コンポーネントを組むと、
20万円を超えるミニベロです。
正直、「割高」な折り畳みミニベロです。
性能は高いですが、これだけの値段を出せば、普通のフレームの
ミニベロにカスタムをしてやれば、同じ値段でニューワールドツーリストより
速いミニベロを作る事が出来ます。

ですが、ニューワールドツーリストは独特のかわいいフォルムがあります。
カワイイけどかっこいい…406タイヤである事も、そのかわいいフォルムを
助長しています。

この自転車を見て「カッコイイ!」「カワイイ!」と思ったのなら
買って後悔するミニベロではない、という事は断言出来ます。

折り畳みという事を考えれば、かなりレベルの高いフレームなので、
長い間ミニベロライフを送る上でも、飽きる事はないと思いますよ。


arrow_orange[1]ミニベロ友達のビーンさんが運営しているブログ「ミニベロ道」にてニューワールドツーリストについて詳しく書いていますよ

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