タイレルCX(Tyrell CX)とはどんなミニベロ?
折り畳みではない、451タイヤを履いた、
本格的なスポーツミニベロです。今までのタイレルが
アルミやチタンを使っていたのに対して、初のクロモリモデルを
だした、というのが一番のウリとなっています。
タイレルCXに実際に試乗した際の印象
タイレルCXの乗って、まず感じた事は、クロモリの割に反発しない
フレーム、という所でした。クロモリは踏みこむと反発して、
伸びのある加速も見せてくれるフレームが多いのですが
タイレルCXの場合、それが余り見られません。
衝撃の吸収はクロモリらしくある程度吸収してくれていますが、
加速感にやや難ありかな、と思いました。
他のクロモリフレームのスポーツミニベロとの比較
ミニベロのクロモリフレームでは、
・ブルーノロード20
・ポケットロケット
・コメットR(現在はHERIONR)
という優秀なクロモリフレームがあるのですが、
それらと比べると1歩劣るというイメージです。
ブルーノロード20やポケットロケットの様に
踏み込んだだけ反発して加速する感じは無いですし、
コメットRがの様にしなやかに衝撃を吸収しながら
進んでくれる感覚もありません。
他のタイレルとの比較
タイレルの折り畳みでないモデルとの比較
タイレルの他のモデル
・CSI
・PK1
・PKZ
と比べると、走行性能は1歩、いや2歩くらい劣る、という
感じです。乗り心地も加速感も、乗った瞬間の軽さも
他のタイレルモデルと比べていい所を見つける事が
難しいです。
確かにCSIが約30万円、PK1が約50万円(完成車)
PKZが約60万円(完成車)
と比べて約20万円とかなり安いので性能差は
仕方無いかもしれないですが…。
折り畳みモデルとの比較
折り畳みモデルのFXとほぼ同じ値段な事から
折り畳みモデルとどちらを買おうかな?と思っている方も
いると思います。
CXは他の出来のよいクロモリフレームと比べると見劣りしますが、
「タイレル」の冠がついているだけあって、それなりに走ってくれます。
折り畳みモデルと比べるとかなり走りますし、クロモリらしく
ある程度衝撃も緩和してくれます。
折り畳んで持っていく予定がないのなら、CXを買った方が
満足出来ると思いますよ。
まとめ
出来のよいスポーツミニベロのクロモリフレームには
劣るものの、乗っていて、「こらは全然走らない!」という事は
なく、上手くまとまっているミニベロです。
どうにも走らないフレームのミニベロも多い中、
しっかりと走るフレームなのは嬉しい限りです。
ただ、20万円という値段の事を考えるともう少し高い性能が
欲しい所…。
折り畳みモデルと比べるとフレームの性能も高いので、
「タイレルのフレームデザインが好きだ!」との事で
タイレルの上のグレードが予算的に厳しいなら、
買ってもいいフレームと思いますよ。
最後は自分が気に入ったデザインのミニベロを買うのが
一番満足出来きますから。
出来る事なら試乗するのが一番ですが…
ミニベロに限らず、スポーツ自転車を購入する前は
試乗してから買うのが一番ですが、試乗出来ない場合や
事情もあるのも事実なので、そんな時の一助になれば
幸いです。