本当にタイレルは最速ミニベロ?全種類試乗して分かった真実とは

たけとミニベロ日記

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6月7日、岡本がクロモリフレームを1本買おうと言っており、
タイレルのCXが候補に挙がりました。
という事で、買う前にはまず試乗、という事で
一緒にタイレルの試乗会にいってきました。
京都のLOROというお店で試乗会をする、との情報を知り、
「買うつもりだったけど、一応試乗しておこう。」
という事で、タイレル試乗会に行ってきました。

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全種類のタイレルがありました

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京都のローロに着くと全種類のタイレルがありました。
もちろん、全種類乗ってきましたよ。
乗ったタイレルの種類は…

PKZ・PK1・CSI・CX・FSX・FX・さらには
まだ試作段階の、18インチ折り畳みまで試乗し、
本当に全種類制覇しましたよ。

1機種1~2キロくらいは乗っているので、
試乗だけで2時間くらいかかりました。

 

全種類のタイレル乗って分かった事

タイレルの折り畳みは「速くない」

タイレルの折り畳みはよく、「すごく速い」「折り畳みとは思えない」
「ロードバイク並」「ミニベロ最速」等、言われていますが、実際に乗ってみると、
「速くないミニベロ」でした。

 

何故、速くないミニベロなのか?

折り畳みのタイレルだけ乗ると、「おぉ、結構走るじゃない。」
と思うのですが、タイレルの他の折り畳みでない上級グレードの
フレームに乗ると、その乗り心地、走行性能の高さに驚かされます。

それら上級グレードのフレームと比べると明らかに
「遅い」フレームです。タイレルの折り畳みのフレームは
折り畳みでない他のタイレルのフレームと比べると、衝撃吸収性も悪く、
折り畳み機構をつけた事で、明らかな性能低下が見られます。

それは私だけの感覚ではなく、一緒に乗った岡本も言っていましたし、
タイレルの試乗会の為来ていたメーカーの人も折り畳みは
他の上級機種比べると、性能はイマイチ、という事は
認めていました。

折り畳みの上級機種のFSXと同じ素材の上級機種CSIは値段も
同じくらい(どちらも30万円くらい)なので、折り畳みの方が
値段が安い訳ではありません。

結局、最速折り畳みミニベロと言われるタイレルも、
他の折り畳みミニベロと同じく、

「折り畳み」する事で、フレームの性能が落ちていたんですね。

 

他の折り畳みミニベロと比べるとどのくらいの性能なのか?

ブロンプトン、KHSと比べるとフレームの性能はやや走るフレーム
と思います。ですが、KHSやブロンプトンは走る為、というより
「街中をポタリングする」ミニベロですよね。
なので、他のスポーツ系の折り畳みミニベロ

・MR-4R
・ポケットロケット
・タルタルーガ

と比較しますと、乗り心地、スピードのだしやすさ、
共に一歩譲る、という感覚です。

 

タイレルCXのクロモリフレームはイマイチ

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折り畳みではないタイレルのフレーム(CSI・PK1・PKZ)は
いいフレームでしたが、クロモリモデル(CX)の物だけは
イマイチでした。

クロモリのいい部分はある程度でているのですが、しっかり
しなりきらない感じで、 衝撃吸収性能も今一つですし、伸びも
あまり感じられませんでした。 クロモリモデルを買うなら、
他のモデルの方がいいと私は思いましたよ。

岡本もあまり気に入らなかった様子でした。

 

タイレルの18インチの乗り味は普通

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もうすぐ商品化される、とういタイレルの折り畳み18インチの
乗り味は普通の自転車に毛が生えたぐらい、でした。
元々、街乗りでぱっと組み立ててポタリングしよう、
というコンセプトのミニベロなんで、当たり前ですが…。

タイレルの最上級機種(PKZ・PK1・CSI)はいいミニベロフレームで、
PKZ・PK1・CSIはそれぞれクセがあり、個性のあるフレームで
乗っていて面白いですし、フレームの設計にも意図が感じられて、
しっかり作っているなあ、思いましたよ。

値段が一番安いCSI(ドロップハンドル)でも298000円で、
チタンになるとフレームだけでも 270000円から、なのが玉に傷、ですが。

 

試乗した結果、タイレルは購入候補から外れる事に

試乗した結果、岡本はチタンフレームは気に入った様子だったのですが、
流石にフレームだけで約30万円は、高いわあ、とも言っていました(汗)

結局、試乗した結果、購入する予定だったCX乗り味がイメージと違う、
という事で見送り、チタンはいい感じだけど、フレームだけで300000円は
流石に高い…という事で、九分九厘決まっていたかに思われた、
岡本のタイレル購入は 見送られたのでした。

 

試乗会で気を付けるべき事とは?

タイヤが同じかどうか?

068 - コピー
(上記画像はFSXに履かれた「シュワルベワン」)

上のグレートの機種になると、使っている「タイヤ」が違う場合があります。
タイレルの試乗会に行った際は、上級モデルには
「アルトレモZX」や「シュワルベワン」が使われていて
びっくりしました。

これらの高級タイヤは乗り心地、転がり共に 他のミニベロ用
タイヤを圧倒する性能を持っており、 「最高級機種のミニベロはやっぱ違うわあ。」 と思っていたら、実はタイヤの差だった、という事になる場合があるので、

試乗で比べる前にタイヤを確認して、タイヤの性能差を頭に入れてから、
その分を割り引いた分で試乗しないと、フレームの差だったのかタイヤの
差だったのか、分からなくなります。気をつけましょう。

 

ファーストインプレッションが正しい

気になったミニベロがあって、何回も試乗していると、
だんだん自分でも何が良くて何が悪いか?分からなくなる時、
ありますよね。
そんな時は、ほとんどの場合、ミニベロに試乗した直後の

「ファーストインプレッション」が正しい事がほとんどです。
迷った時はファーストインプレッションで感じた事を
基準にするといいですよ。

 

店員のいう事を丸々信じないで

試乗会で乗っていると、店員やメーカーの人が色々アドバイスや
説明をしてくれます。 経験豊富で、もっとも(らしい)事を言うので、
「そうなのかあ。」と思ってしまいがち…ですが待ってください!

試乗した後、そのミニベロに乗るのは、店員ですか?メーカーの人ですか?
違いますよね…。そう、あなたです。 ミニベロに乗る人の身長も体重も骨格も
筋力も体の固さも自転車の経験も、全員違います。店員やメーカーの人も

悪気があって説明等している訳ではないですが、その事があなたに当てはまるとは
限りません。ミニベロに乗るのはあなたです。なので、店員のアドバイスより、
あなたの感覚を一番大切にして、店員のアドバイス等は参考ぐらい
にしておきましょう。

 

出来る事なら買う前に試乗を

いきなりカタログを見て買わないといけない状況もあるとは思いますが、
スポーツミニベロは少なくても10万円以上はする高い買い物…。
実際に乗ってみると、私がタイレルに試乗する前に思っていた、

「折り畳みミニベロ最速!」と思ってたイメージと違った様に、
岡本が試乗前に思っていたイメージと違う様に…
今回試乗した結果、岡本は購入を見送りましたが、もし試乗しないで購入して
そのミニベロに載ったら…購入した事をかなり後悔したと思います。

あなたの思っていたイメージと「全然違う!」という事も
起こり得るので、状況が許す限り、試乗してから購入を決断する
事をお勧めしますよ。

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